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SmartHR社に体験入社してきた
体験入社してます pic.twitter.com/f2Ga5LE5Es
— toshimaru (@toshimaru_e) July 11, 2019
SmartHR社の体験入社に参加してきました。同社の体験入社制度に関しては下記の記事に詳しいです。
エンジニア向けの体験入社制度ができました - SmartHR Tech Blog
今回は体験入社を1スプリント分の一週間、営業日換算で4日間体験入社させてもらいました。
なぜ参加したか?
SmartHR社のことはRubyKaigiや会社紹介資料などを通して知っており、傍目から良い会社そうだなぁという印象は持っていました。実際にSmartHRの中の人たちとも面談を通して直接話す中で、SmartHR社での働き方に興味が湧き、今回「体験入社をしてみたい!」という僕の申し出を受け入れてもらったかたちとなります。
僕が特にSmartHR社に関して良いと思った点、興味があった点は下記です。
- オープンな社風
- 会社として<オープンな社風>が根付いているように見受けられ、良いと思った
- このオープンな社風というトピックに関しては下記のブログに詳しいです
- スタートアップ企業としてはありえない退職率の低さ
- 僕自身、30人くらいの規模から数百人規模になっていく組織のスケール過程を身をもって体験しましたが、こういうスタートアップ企業は端的に言って<激動の時代>となります。その荒波の中にあっては振り落とされる人がいたり、いわゆる音楽性の違いによって退出していく人も多くいるはずですが、SmartHR社の場合はそんなことになっておらず、単純にその雰囲気および組織運営の手法に興味がありました
なにをやったか?
体験入社としてJoinしたチームはSmartHR本体の開発をするチームでした。なので今回はSmartHR本体のいくつかの機能改修やバグ修正をやりました。
初日に行われたスプリント計画に一緒に参加して、Jiraのチケットをいくつかアサインしてもらいました。アサインされたチケットは下記のようなものです。
- e-Gov電子申請まわりの改修
- 小さなバグ修正
- APIの改修
また上記とは別に一通りのスクラムセレモニーや全社員を対象に行っている経営会議共有会にも参加させてもらいました。
成果
一日目
- 開発環境セットアップ
- 経営会議共有会参加
- スプリントレビュー、スプリントレトロスペクティブ、スプリント計画に参加
- 開発成果: 1 PR
二日目
- 負債返済のためのモブプロ会に参加
- 開発成果: 2PR
三日目
- バックログリファインメントに参加
- 開発成果: 2PR, 1Merge
四日目
- 開発成果: 3PR 4Merge
総評
一部未マージなPRを残すことになってしまったものの、当初にアサインされたチケットはすべて着手することができた点は良かったです💪。結果としては、受け入れチームの期待値と同等かそれ以上の成果は残せたようで良かったです😄。
体験入社してみての感想
開発編
- 開発環境セットアップはWikiにまとめられておりWiki通りの手順で進めていけばすんなり構築することができた
- Rails以外のバックエンドはDocker化されておりバージョンまわりでハマることも無いようになっていて良かった
- 教科書通りのスクラムセレモニーを実施しており、きちんとスクラム回してて偉いなぁという印象でした(僕がスクラムマスターっぽい立ち回りするときはけっこうスクラムセレモニーサボっているので…)
- 良い意味で粛々とプロダクト開発を進めている印象だった
- いわゆるスタートアップなキラキラ系イケイケWeb開発という感じではなかった(決して悪い意味ではないです)
- 一人ひとりがプロダクトに向き合い、オーナーシップをもって開発に取り組んでいる
- 大人な人が多くきちんと協調して開発を進めている印象
- <個人>ではなく、<チーム>で課題を解決する姿勢が素晴らしいと思いました
- 例えばデスク(サービスデスク/ヘルプデスク)対応、コードレビューの対応、リリース作業など忙しくて手を付けられそうな人がいれば、手が空いている人が「(私が)やりますよ」と自然に手を挙げて対応をデリゲーションしていっている雰囲気は素晴らしいと感じました
- これをチームで自然にできるようになるのはそう簡単なことではないので、チームとして成熟している証だと感じました
- 例えばデスク(サービスデスク/ヘルプデスク)対応、コードレビューの対応、リリース作業など忙しくて手を付けられそうな人がいれば、手が空いている人が「(私が)やりますよ」と自然に手を挙げて対応をデリゲーションしていっている雰囲気は素晴らしいと感じました
- 僕はもうエンジニアとしてはシニアレベルだしタスクは丸投げでも全然構わなかったけど、きちんと計画の時点で開発方針まである程度あたりをつけて落とし込んでくれたお陰で、とても開発がスムーズに進められました。受け入れメンバーの皆さまには感謝です
- 開発の中できちんと技術負債を減らすことにも尽力されていて良いなぁと思いました
- 技術負債担当チームがあったり技術負債返済モブプロ(with willnetさん)みたいな取り組みをしていたり
- 現在の規模でもCTOの芹澤さんがバリバリコード書いている雰囲気があり意外でした
開発以外編
- 退職率の低さについて
- やはり第一に採用でカルチャーマッチする人のみをきちんと選んで採っている点が大きそうです
- 良いところも悪いところもすべてオープンにする姿勢が社員に響いているのではないでしょうか
- 経営会議共有会では出せる数値は詳らかに全部出す
- 経営会議共有会の最後には代表・宮田さんへのAMA(Ask Me Anything)コーナーみたいなのもあって良かった
- 都合の悪いことも含めて情報を隠さない → 現場の不安が変に増幅することもない
- 普段、自分が受け入れチーム側としてオンボーディングを実施することが多かったけど、今回受け入れてもらう側として参加できて新鮮だった
- 今回の体験入社で初めてSmartHRを実際に使わせてもらったけど、とても便利でした。一度使うとたぶん紙での提出とか面倒くさくなりますね。
- 各社、SmartHRの導入よろしく頼む🙏
SmartHR社にマッチしそうな人について
体験入社してみてSmartHR社にマッチしそうな人、逆にマッチしなそうと感じる人を書いてみます。
マッチしそうな人
- SmartHR というサービスが好きな人
- 会社・チーム一丸となってプロダクト作りをしたい人
- Railsでのサービス作りが好きな人
- チームワークが得意、好きな人
- オープンな社風に共感できる人
マッチしなそうな人
- プロダクトよりもエッジな技術をひたすら突き詰めたいという人
- チームワークよりも孤独な作業が好きな人
SmartHR社への応募はこちらから
上記の「マッチしそうな人」にピンときた方は応募してみると良いかと思います!
子会社創業メンバーも募集しているようです。
そろそろ起業しようかな?と思ってるけど「共同創業者がいない」「ネタがない」というエンジニアさん、SmartHRの子会社の創業メンバーとして一発当てませんか?
— 宮田 昇始 (@miyasho88) July 16, 2019
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(続く
SmartHRについてもっと知りたい!
「SmartHRについてもっと知りたい!」という方はこちらもどうぞ。
最後に
他社のスクラム・スプリントを経験するのはなかなかない貴重な機会なので、それを一通り体験できたのはとても良かったです。受け入れていただいたSmartHRさん、ありがとうございました!