会社を退職しました

今まで務めてきた会社を4月で退職しました(正式には最終出社日を終えました)。新卒で入社してから、ちょうど3年になります。せっかくいいきっかけなのでこれまでの道のりを振り返ってみようと思います。

IT/WEB業界に飛び込むまで

IT、もっというとWEB業界に興味を持ち仕事にしてみたいと思うようになったのは、梅田望夫さん著『Web進化論』を読んだことがきっかけだったように思います。それまでは1ユーザとしてインターネットを楽しんでいただけでした。本書を読むことでWEBのこれまでの進化、そしてこれからの進化の可能性を強く感じました。(今改めて読み返すとWEBをユートピア的に捉えすぎている嫌いはあるけれども、当時にしてはWEBの潮流をうまく整理した良書だったと思います。)

僕もWEB業界に身を投じてその進化の一端を担いたい、そう思ったのがこの業界に入ったきっかけです。

エンジニアになるまで

会社ではエンジニアとしてバリバリコードも書いてきたわけですが、自分の出自は文系なので入社当時、本気でエンジニアになる気はありませんでした。ただ学生時代からそれなりに興味はあったので、趣味でhtml/cssをマークアップしたり、自由選択科目の範囲を利用してプログラミングの授業をとったりしてました。

会社入社後は研修の一環として、文系であろうと理系であろうとプログラミング研修をすることになっていました。そこで初めて基礎からがっちりプログラミングを学びました。研修後はOJT形式で現場のプログラミングを覚えました。

「好きこそものの上手なれ」とはよく言ったもので、それなりにWEBプログラミングに興味を持っていた自分としては、その中ですんなりプログラミングに馴染めました。そしてその仕事を楽しめました。

そうこうやっているうちに気づくと自分は他のエンジニアに囲まれながら現場でバリバリコードを書いていました。

なぜ辞めたのか

まず退職を考えるきっかけとなったのは、他の会社の方から仕事のお誘いをいただけたことでした。結果的にはそのお話はお断りしたのですが、自分の市場価値がどれだけあるかは僕自身ではわからなかったので、お話をいただけただけでもそれは嬉しい経験でした。それがきっかけとなって「今の世界ではない他の世界も見てみたい」と思うようになりました。

そこからしばらく会社にいましたが、辞めるならタイミング的に今が最良だと考えました。よく「仕事は3年は続けろ」と言われますが、自分にとってもこの<三年>という期間はとても良い時期でした。仕事がそれなりに板に付き、問題を独力で解決できるようになっていました。プロジェクト的にも自分の関わっていた大きなプロジェクトが落ち着いた頃でした。

また自分のやりたいこともだんだんと見えてきていて、<自分がやりたいこと>と<会社がやりたいこと>にズレが少なからず生じていました。このタイミングで<自分がやりたいこと>を積極的に追求してみてもよいのではないだろうか、そんなわけで辞めることを決意しました。

ただ今の自分があるのは会社がここまで育ててくれたお陰ですし会社には本当に感謝してます。

これから

海外行きます。語学を学びつつ、現地で働くことを目標に頑張りたいと思います。

いつ行くか? 今でしょ